【三味線好き必見】三味線と三線の違いを勉強する前にまず三線を知ろう!
2022/09/07
【三味線好き必見】三味線と三線の違いを勉強する前にまず三線を知ろう!
みなさん、こんにちは!
今日も、三味線教室きずな、のブログにお越し頂きありがとうございます♪
三味線教室きずな、は、大阪を拠点に教室を展開している、三味線教室です♪
さて、9月に入りましたね!今年の夏、満喫されましたか?昨年は、例年続く様々なイベントが中止となる事が多かったですが、今年は各地で、お祭りが開催されたり、花火が上がったりと日本も少しずつ元気を取り戻してきているように思います♪元気で楽しく生きる!これが一番ですね!!
さて、今日は、前回のブログに登場しました
「三線(さんしん)」の事を少し書いていきたいと思います。
と、言うのも「三味線と三線、何が違うのですか?」と言う質問を、時々受けることがあります。
三味線については、この三味線教室きずな、のブログの中で沢山ご紹介させて頂いておりますので「三線」についてのご紹介をさせて頂きます♪
三線(さんしん)は、中国福建省で生まれた弦楽器の一種で「三弦」を原型とする撥弦楽器です。日本の沖縄県と鹿児島県の奄美群島で主に用いられています。
日本国土でのお話です♪
日本国土では、戦国時代の永禄年間、琉球王国や堺を経由して日本本土に伝わり、三味線の起源の一つとなりました。三線と比べて、本土の三味線は棹が長く、中国の三弦は棹の長さの割には胴が小さいです。 またオリジナルの中国の三弦も、江戸時代に長崎に来舶した中国人がもたらした清楽(しんがく)と共に、改めて日本本土で定着しました。
三味線は猫や犬の皮を使ったので、中国の三弦は日本本土では俗称で「蛇皮線」とも呼ばれ、1894年に勃発した日清戦争をきっかけに清楽が衰退したことで、日本本土では姿を消すことになりました。
南西諸島でのお話です♪
15世紀以降、琉球王国、現在の大東諸島を除いた沖縄県および鹿児島県奄美群島で独自に発展いたしました。
福建省からは閩人三十六性の来琉(1392年~)によりもたらされたとの見方もあります。
三線は音を出す胴の部分に蛇(ニシキヘビ)の皮を張り、胴の尻から棹の先(天部)に向けて3本の弦を張り渡し、弦を弾いて音を鳴らします。主に単音でメロディ部分を演奏し、助数詞には「本」「棹/竿(さお)」「挺/丁(ちょう)」等を用います。
沖縄県では楽譜は「工工四(くんくんしー)」という独特の記譜法を用い、これは、中国の三弦楽譜「工六四」(くるるんしー、と沖縄で呼ばれています)が原点とみられます。
沖縄文化(琉球文化)を象徴する存在の一つとして知られており、かつては琉球王国領内において、宮中での琉球舞踊に用いる琉球古典音楽や、士族や農民たちが歌う民謡(沖縄民謡や奄美民謡)のために男性が三線を弾きました。琉球王府は、美術工芸品を製作する貝摺(かいずり)奉の下に三線職人を抱えていました。
今日では古典音楽や民謡の他、ポップスやクラブミュージックなど様々なジャンルで用いられ、演奏するアーティストも沖縄音楽や沖縄文化圏に留まりません。
沖縄県は近代以降、移民が盛んになった為、日本本土に移り住む人やハワイ、南米のブラジルやボリビアなど海外移民先の沖縄人コミュニティーを通して、琉球文化圏外にも広まりました。
日本の音楽界では長く注目されませんでしたが、第二次世界大戦前に「安里屋ユンタ」(1934年録音、歌詞は日本語標準語の「新民謡」)がラジオ放送で人気を博したり、1970年代に竹中労らが沖縄音楽を紹介した後、1990年代の「沖縄ブーム」の到来により全国的に知られるようになりました。
三線を前面に押し出した楽曲として初めてのミリオンセラーはロックバンド、THE BOOM の「島唄(1992年全国発売)」です。
2018年11月、経済産業大臣指定伝統工芸品に指定されました。
沖縄以外の南西諸島にも、それぞれ独自の三線が存在します。例えば奄美群島の「奄美三線」(あまみさんしん)は、弦や撥(ばち)が沖縄三線と違うだけでなく、使用楽譜は横三つの線で番号を使う奄美独特の楽譜だったり(沖縄は工工四)、奏法もアップストロークが主で(沖縄三線はダウンストローク)左手の抑え指は中指を使わずに行う(沖縄三線は薬指を使わない)など、現地の演奏者から見ると大きな違いがあります。
呼称について♪
沖縄県では一般に「さんしん」「しゃみせん」と呼びます。奄美群島においては「三味線」「蛇皮線」「ジャミセン」と呼びます。「さんしん」という呼称については、起源である三弦との関係が指摘されます。
三弦は福建語でsamhian(サムヒエン)、北京官話ではsānxiàn(サンシエン)と読み、山内盛彬はサンセン(三線)からサミセンへ変化していったという説を唱えています。
三線の胴の太鼓部分に蛇の皮を張るため、三味線(猫や犬の皮を張る)と区別するために、日本本土を含めて「ジャビセン(蛇皮線)」「ジャミセン(蛇味線)」と呼ばれることも多いです。ただし、この呼称は沖縄では嫌われるといわれています。
小さな島が点在する南西諸島では島ごとに方言が大きく異なるため、数多くの異称があります。統一名称として「三線(サンシン)」の言葉が広く使われています。
琉球処分後の明治時代、沖縄の伝統的な地名・人名を「日本風に」2文字で表記する方法が流行しました(汀志良次→汀良、古波蔵→古蔵、神里原→神原などがあります)。
三味線の「味」を同様に省略して三線という呼称になったという俗説があります。
さて、みなさん「三線(さんしん)」にも興味が湧いてきました?三味線と三線、似ているようで全く違う楽器?!次回は、更に「三線について、学んで頂きたいと思います。
楽器が弾けるようになり、演奏をする機会が出てくると様々な楽器と音を奏でる事になります。” 共に音を共鳴させる “、、かもしれない色々な楽器を知る事も、とても大切な事です♪
現在、大阪を拠点とする音楽教室きずな、はワイワイ楽しく音楽を習いたい方からプロを目指したいという方まで、生徒様のご要望を講師と相談しながらレッスンを進めていく事が出来る音楽教室です。
登録制で、講師とレッスン日を決定し、レッスンを受講して頂けますので、ご自身の予定を優先させながら、音楽と向き合える、とても通いやすい三味線教室となっております♪
講師は、成世流三味線の師範・家元の「成世昌太(なるせしょうた)」。家元の成世昌太から直接、三味線を学んで頂く事が出来ます!
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みなさまからのご連絡、心よりお待ちしております!!!
三味線教室きずな
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